■結城の雑談・11

YOUKIAya

2017年09月18日 19:31




 NHK・Eテレの「ハートネットTV」で仮想空間Second Lifeを取材した番組が、2017年9月26、27日に放送されます。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201709272000

 サブタイトルは「自閉症アバターの世界」というもので、米ニュースクール大学大学院教授の池上英子氏が、Second Lifeユーザーである自閉症の人たちと出会うというもの。池上氏にはSecond Lifeユーザーの自閉症の人たちが、それまで知られていなかった他人への共感性がSecond Life内では豊かに存在していることを発見し、著書にまとめています。今回の番組では、そうした自閉症の人たちと現実世界でも出会うというもの。
 番組を紹介するNHKのサイトでは以下のように紹介されています。

 インターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケコーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいます。自閉症の人たちです。

 このように紹介されると、現在のSecond Lifeが自閉症の人たちばかりが集まっているようにも受けとられてしまいそうで、一般のSLユーザーからは反発する意見も出ているようです。
 とはいえこれは「ハートネットTV」という「『生きづらさ』を抱える全ての人に向けた新しいスタイルの福祉番組」の紹介だということは踏まえておかないといけないところでしょう。その上でこうしたSLの側面もあるのだという形で一般ユーザーが、SLの多様性、世界の広さを発信していけばいいのではないかと思うのです。

 まずは番組を確認して、どのようにSecond Lifeが紹介されているのか見てみたいと思っています。
☪STAFF