2015年07月05日
■日本故事物語/池田弥三郎
カフェバー「ARCADIA+α」、昨夜SLにログインしたら急遽移転しててちょっとあわてた結城ですw

今回も本のご紹介です。

■日本故事物語/池田弥三郎
書 名/日本故事物語
著者名/池田弥三郎
出版元/角川書店
判 型/文庫
定 価/240円
シリーズ名/角川文庫
初版発行日/昭和48年10月30日
収録作品/日本故事物語、あとがき、文庫版あとがき
本書はもともと河出書房から刊行されたものに加筆修正して角川文庫から上梓されたもの。5章からなり、それぞれ「庶民の知恵」「生活の哲学」「民間の知識」「大衆の教養」「言語の技術」と題され、テーマにしたがって諺などが分類されている。
本書刊行の時点では、まだ一般的に使われていたと思われる言葉たちも、現在ではほとんど聞くことがなくなっているものも少なくなく、言葉の変化のスピードに驚かされる。これは多分にテレビなどのメディアの影響と言っていいだろう。また昔話の話始めと話し終わりに、地方ごとの独自の言い回しがある事を指摘しているが、絵本などの刊行によって標準化されていくことを著者は危惧している。これもすでに現実となっているのではないだろうか。
本文庫を入手したのは平成になってから。絶版文庫を積極的に集めていた時期だった。最近になって改めて読んでみると、普段わかっているつもりだった諺などの起源など、知らなかったことが多かったことを思い知らされた。またなにげなく使ったり聞いたりしている諺や句、和歌などにも、その前提となるものがあったりして、それを知らないで使っていると間違った解釈につながることも痛感した。
現在は河出書房新社から、橋本 治の解説が施された上下本で刊行されている。

今回も本のご紹介です。

■日本故事物語/池田弥三郎
書 名/日本故事物語
著者名/池田弥三郎
出版元/角川書店
判 型/文庫
定 価/240円
シリーズ名/角川文庫
初版発行日/昭和48年10月30日
収録作品/日本故事物語、あとがき、文庫版あとがき
本書はもともと河出書房から刊行されたものに加筆修正して角川文庫から上梓されたもの。5章からなり、それぞれ「庶民の知恵」「生活の哲学」「民間の知識」「大衆の教養」「言語の技術」と題され、テーマにしたがって諺などが分類されている。
本書刊行の時点では、まだ一般的に使われていたと思われる言葉たちも、現在ではほとんど聞くことがなくなっているものも少なくなく、言葉の変化のスピードに驚かされる。これは多分にテレビなどのメディアの影響と言っていいだろう。また昔話の話始めと話し終わりに、地方ごとの独自の言い回しがある事を指摘しているが、絵本などの刊行によって標準化されていくことを著者は危惧している。これもすでに現実となっているのではないだろうか。
本文庫を入手したのは平成になってから。絶版文庫を積極的に集めていた時期だった。最近になって改めて読んでみると、普段わかっているつもりだった諺などの起源など、知らなかったことが多かったことを思い知らされた。またなにげなく使ったり聞いたりしている諺や句、和歌などにも、その前提となるものがあったりして、それを知らないで使っていると間違った解釈につながることも痛感した。
現在は河出書房新社から、橋本 治の解説が施された上下本で刊行されている。
Posted by YOUKIAya at 09:48│Comments(0)